建築電気設備の設備項目はたくさんあり、良くある図面の順番としては、
1.構内電気設備[建物周りの外構関係(外灯、電力引き込みなど)]
2.受変電設備
3.発電機設備[一般、非常用]
3.幹線設備[一般、動力]
4.分電盤図または、表
5.電灯コンセント設備
6.照明設備[一般証明、非常照明、誘導灯]
7.弱電設備(情報通信設備)[TV共聴、電話、インターホン、ITVカメラ、インターネット]
8.防災設備[自動火災報知設備など]
・・・・・などなど。。
図面の順番からすると、電力を供給す側から負荷側に向かって図面が
構成され、電圧の低い弱電設備、防災設備という流れになります。
この様な図面の順番ですと、はじめて図面を見る方からすると、
受変電設備から覚え、発電機設備を覚え、幹線設備を勉強して
と思いますが、この流れで勉強すると途中で挫折することが多いのでは
ないでしょうか。
実際、ビル管理している人の話を聞いていても、受変電設備の図面を
読めるようになりたいけど・・・と聞きます。
私としては、電灯コンセント、照明設備から勉強していくことが大事だと
考えています。
それは、電灯コンセントに建築電気設備の設計、図面の見方の基本が詰まっているからです。また、建築電気設備は、コンセントプレート1枚という百円程度の小さなもの積み上げも重要な要素だからです。建築、空調設備からすれば、扱う材料が小さな材料が多いのが特徴だからです。
ですので、はじめて勉強する人ほど、電灯コンセント、照明から覚えていきましょう^^
もちろん、すでに勉強している人、仕事している人でも基本にもどるという
意味で勉強しても良いかと思います。