次に丸Bの回路です。丸Aとくれべ、違いはなんでしょうか。
1.丸の番号が違う
2.照明器具のシンボルの真ん中にマル印がない器具がある。
3.配線が、実線ではなく、一点差線である。
4.点滅器がない。
という点ですね。
1.についてです。マル内の番号は、分電盤内の回路番号ですので、ブレーカの接続先の違いになります。
2.ついてですが、図面によっては、照明器具のシンボルの真ん中にマル印を書かないこともあります。これは、照明器具という意味は同じで、マル印によって、ジョイントボックスがあるか、ないかを示しています。このように、細かく設計する場合は、あえて分けて書く場合があります。
では、どこにジョイントボックスが出てくるかですが、ひとつの照明器具から次の照明器具に配線を接続する場合は、照明器具内に送り配線用の端子がありますので、ジョイントボックスは必要ありません。しかし、丸の書いてある照明器具は、分電盤からの供給の配線と、2台の照明器具用に配線を接続しなければならないため、ジョイントボックスが必要になります。
丸Aの回路を、あえて同じ読み方をすれば、全てジョイントボックスがあるという意味になります。積算の仕方は、色々なパターンがあるので、それにあわせた設計が必要になります。