前回、説明しました四つの配管配線方式「金属管にIV線(電線)」「合成樹脂管にIV線」「金属管にVVFケーブル」「合成樹脂管にVVFケーブル」ですが、どのような意味があり使い分けをどうするのか説明します。
はじめに、配管材料を比べてみましょう。材料のイメージがわかない方は、パナソニックのHPをご参照ください。
http://esctlg.panasonic.biz/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&catalogCategoryId=&catalogId=3145890000&pageGroupId=1&volumeID=PEWJ0001&keyword=&designID=&designConfirmFlg=
金属配管と合成樹脂管では、どちらが施工しやすくて、安価でしょうか?
合成樹脂間ですね。ですのえ、材料単価も金属管よりも安く施工も楽にできるため、最近は、合成樹脂管を使用されることが多いですね。建築電気設備技術者としては、価格、施工性といのも考慮た施工方法を選定する必要があります。
次に配線です。IV(電線)とVVFkケーブルとはなにが違うでしょうか?
IVは電線ですの一重被覆ですので保護をしてあげないと行けません。その保護が、金属管であったり合成樹脂管だったりします。ですので「金属管+IV線」は、内線規定で言う金属管工事になり「合成樹脂管+IV線」は、合成樹脂管工事になります。この時、金属管も合成樹脂管もJIS規格品で有る必要があります。
では、「金属管にVVFケーブル」「合成樹脂管にVVFケーブル」ですが、本来VVFケーブルは、二重被服ですので、本来、配管で保護しなくても問題ありません。ですので、VVFケーブルを使用している時点で、金属管工事、合成樹脂間工事には、ならずケーブル配線工事となります。ですので、実際は、VVFケーブルを用いずIV線を使用することが多いかと思います。