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はじめての建築電気設備技術

このブログは、絶滅危惧出となりつつある建築電気設備技術者、設計者等のために、これまで蓄えてきた知識の一部を少しずつ日記として記載していきたいと思います。少しでも建築電気設備に携わる方々に、役立てていただき建築業全体に貢献できればと考えております。

照度計算2

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照度計算2

2.実際の平均照度計算
 前回の記事で、 E=FNUM/A[lx]の式を紹介しましたが、実際は、その部屋が希望の照度になるために、何台の照明器具を設置しなければいかない?を求めなければなりませんので計算式は、

  N=EA/FUM[台]

  E:平均照度[lx]
  U:照明率[%]
  F:光束[lm]
  N:器具台数[台]
  M:保守率[%]
  A:面積[m2]

という式を用いて台数を計算します。計算結果から、「適切な部屋配置になる台数」にして最終的な照度は何[lx]かを計算します。この「適切な部屋配置になる台数」というのは、たとえば、正方形の部屋に計算結果として、5台の照明器具で設計照度となったとします。そのとき、正方形の部屋に
5台の照明器具を均等に配置できるか?という問題が発生します。計算上は、5台であっても、実際の施工を考えると5台ではなく6台必要となり、計算上の最終的には6台設置しますので、6台での照度は?という計算を行います。

3.照明設計の手順整理
 1)部屋の用途を確認
 2)照明器具の選定
 3)反射率等の諸条件を設定
 4)部屋指数から、照明率を選定
 5)照度計算して必要台数を計算
 6)部屋の形状に合わせた、設置台数を決定
 7)決定した設置台数に合わせて最終的な設計照度を計算

という手順になります。

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プロフィール

HN:
masataka
性別:
男性
職業:
建築電気設備技術者
趣味:
音楽鑑賞、ゴルフ、食べ歩きを含むお酒飲み
自己紹介:
電気設備工事関連に携わり、20数年たちました。
主な取得資格です。
・技術士(電気電子部門)
・電験三種
・電気設備一級施工管理士
・消防設備士        等

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